ワセリンは優れた保湿成分のひとつで、日ごろの肌ケアに使っている女性もたくさんいます。そんなワセリンが口コミなどでデリケートゾーンの黒ずみに効果があると言われていますが、その噂は本当なのでしょうか。安心安全なデリケートゾーンの黒ずみケアを取り入れるために、ワセリンがデリケートゾーンの黒ずみに使えるのかどうか確認します。
デリケートゾーンの黒ずみにワセリンは使えるのか
何気なく日ごろのケアに使っているワセリンでも、いざデリケートゾーンの黒ずみに使うとなると心配になる女性も少なくありません。改めてワセリンの特徴を見ていきます。
ワセリンは2タイプある
ワセリンは黄色いタイプと白いタイプがあります。黄色いタイプのワセリンはワセリン1gに対して日局黄色ワセリン1g含まれています。見た目が黄色い軟膏タイプで、味やニオイはありません。水に溶けにくい性質を持っています。
白いタイプのワセリンはワセリン1gに対して日局白色ワセリン1gが含まれています。こちらも軟膏タイプで白い見た目が特徴的です。
どちらもワセリン100%の商品です。
ワセリンはどんな働きを持つのか
肌トラブルを持つ方にとってワセリンはお馴染みの軟膏です。肌表面に塗ったとき、肌表面に膜を張ります。石油由来でバリア機能は高く、外からの刺激から肌を守る働きを持っています。逆に、肌表面から水分が蒸発するのを防ぐ働きも持っているほど優れた商品です。
その働きが優れているゆえに、肌表面に塗った後にベタベタした感覚があるため、塗った後の不快感があるのもワセリンの特徴です。
ワセリンは潤いを与えられない?
デリケートゾーンの黒ずみをケアするとき、水分を与えることで肌の調子を整えることも大事だと言われています。ワセリンは優れた保湿成分ですから、一見デリケートゾーンの黒ずみケアに良いようなイメージがあります。実際口コミを見てもデリケートゾーンの黒ずみにワセリンの効果があるという意見も見受けられます。
しかし、ワセリンは肌表面をカバーするだけなので、潤いを与えることはありません。そのため、直接的にデリケートゾーンの黒ずみを改善するわけではないので、ワセリンでデリケートゾーンの黒ずみをキレイにすることは不可能に近いと言えます。
デリケートゾーンの黒ずみをワセリンで治せないポイントとは
デリケートゾーンの黒ずみのケアにワセリンを使っているという口コミを見れば、ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみに効果があるのだろうと思ってしまうでしょう。ところが、ワセリンの特徴を知ればデリケートゾーンの黒ずみケアに推奨されない理由が見えてきます。
デリケートゾーンの黒ずみを予防することは可能
ワセリンは肌表面に薄いベールを作ります。外からの刺激から守ったり、肌表面から水分が蒸発するのを防いでくれます。そのため、デリケートゾーンの黒ずみにワセリンを塗れば、ワセリンが肌をカバーしてくれるため、下着との摩擦による刺激から守ってくれます。これを踏まえて考えると、デリケートゾーンの黒ずみをキレイにする働きは期待できなくても、デリケートゾーンの黒ずみが出来にくい環境を整えることは可能であることが分かります。
バリア機能を高めてくれる
ワセリンは肌表面に薄い膜をはるので、肌から水分が蒸発するのを不正でくれます。そのため、肌が乾燥することがなく、いつも潤いを保ってくれます。肌に一定の水分量が確保できれば乾燥することがないので、乾燥によるデリケートゾーンのバリア機能低下を防ぐことができます。バリア機能が低下するとデリケートゾーンの黒ずみが出来やすくなりますから、ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみ予防対策になることが分かってきました。
なぜワセリンが推奨されないのか
ここまでの話を知ると、なぜデリケートゾーンの黒ずみにワセリンが推奨されないのか疑問が生じることでしょう。ワセリンはとても優れた保湿成分ですが、気になるのは副作用のことです。デリケートゾーンの黒ずみのケアにワセリンを使うと、デリケートゾーンがかゆくなったりデリケートゾーンが赤みを帯びてしまう可能性があります。
ワセリンそのものがデリケートゾーンの黒ずみ専用の商品ではありませんから、副作用の心配が捨てきれないため、デリケートゾーンの黒ずみに推奨されないわけです。
もしもうっかりデリケートゾーンの黒ずみのためにワセリンを使ってしまった場合、デリケートゾーンにかゆみや赤みが生じた場合は我慢せずに専門期間を受診して早めの治療をおすすめします。
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